自分らしく生きる

生き方

「自分らしく生きるために、一番大切なこと。それは、自分のダメなところを無理に直そうとするのではなく、『自分の長所や武器を見つけて、それを生かしていくこと』です。 そのために何より大事なのが、徹底的な自己分析。何が得意で、何が苦手なのか、徹底的に自分と向き合って『自分の取扱説明書』が書けるくらい自分を知ることで、生き方はガラリと変わります。

なぜなら、自分の性質を知らないまま、合わない場所で『みんなと同じ普通』になろうともがいていたときが、一番心がボロボロで苦しかったからです。
自分の欠点ばかりを責めるのをやめて、自己分析で『これが私の持ち味なんだ』と取扱説明書を書き換えたとき、初めて自分らしい生き方の扉が開きました。

苦手克服のために飛び込んだ、コールセンターという「荒治療」

実際、20代の頃の私はやりたいことがなくて、「苦手なコミュニケーションを克服したい」という理由だけでコールセンターの仕事を始めました。「話すのが苦手なら、接客のない事務仕事とかを選べばいいのに」と思われるかもしれません。

でも当時の私は、「このまま人と話すことから逃げ続けていたら、一生自分を変えられないかもしれない。荒治療かもしれないけれど、仕事として強制的に色んな人と出会い、話さざるを得ない環境に自分を追い込んでみよう」と考えたんです。やりたいことがないからこそ、一番の苦手分野に体当たりしてみよう、という半分ヤケクソのような決意でした。

しかし、現実はそんなに甘くありませんでした。

コールセンターの電話口の向こうには、まさに私が苦手としていた「初対面の人」や「すれ違うさまざまなタイプの人」が次から次へと現れます。最初のうちは、電話が鳴るたびに心臓が縮み上がるような思いでした。

マニュアル通りに話そうとしても、相手の口調が少し強いだけで頭が真っ白になり、言葉に詰まって冷や汗を流す毎日。「やっぱり自分には無理だったんだ」と、出勤するのが本当に憂鬱で、最初の頃は休みがちになってしまうほど精神的に追い詰められていました。

ボロボロの毎日で見つけた「ひとつの気づき」

そんなボロボロの毎日の中で、あるときふと気づいたことがありました。

「私は上手く話そうとすると頭が真っ白になるけれど、相手の話に興味を持って耳を傾けることなら、不思議と苦にならないな」ということです。

私は元々、人の話を「それってどういうことだろう?」「何に困っているんだろう?」と興味を持って聞くことができるタイプでした。そのことに気づいてから、無理にペラペラと流暢に話そうとするのをやめ、とにかく「相手の話を徹底的に聞くこと」に集中してみたんです。

すると、これが私の大きな「ヒアリング能力」へと繋がっていきました。

こちらから上手いことを言わなくても、お客様の話を興味を持ってじっくり聞いているだけで、相手が何に困っているのかが自然と見えてくるようになったんです。あんなにビクビクしていた初対面の人との電話が、驚くほどスムーズに応対できるようになっていきました。

恐怖だった「話すこと」が、最大の長所に変わるまで

ヒアリング能力が向上したことは、私に大きな自信をくれました。

相手の求めていることが分かるようになると、あれほど怖かった初対面の人との会話でも、気づけば堂々と話せるようになっている自分に驚きました。それどころか、マニュアル以外のちょっとした「余談話」を挟んで、お客様と一緒に関係を楽しめるようにまでなったんです。

あんなに「話すこと」に恐怖を感じていた私が、結果的に、人と言葉を交わすことを心から楽しめるようになっていました。

この経験を通して、私は大切なことに気づきました。コミュニケーションを高めるために必要なのは、「上手く自分の話をすること」ではなかったんです。

無理に自分を大きく見せて話すのではなく、まずは「相手に興味を持って質問をすること」。そして、相手の言葉を丁寧に受け止めてコミュニケーションを深めていくこと。これこそが、口下手だった私の見つけた、最強の「武器」でした。

まとめ:『普通』になろうと頑張らなくていい

徹底的に自分と向き合ってみると、私は『話すこと』が猛烈に苦手な反面『人の話を聞くこと』には苦手意識がないという自分の取扱説明書が見えてきたんです。 最初は自分に合わなくて休みがちになるほど苦しみましたが、自分の「得意・苦手」を自覚して向き合い続けた結果、あんなに苦手だった『話すこと』をいつしか克服し、気がつけばそれが私の最大の長所になっていました。 この武器を生かしたことで、最後にはコールセンターで新人教育担当まで上り詰め、今の障害者支援でも『誰かに寄り添い、サポートする』という働き方にもそのまま生きています。

『普通』になろうと頑張らなくていい。まずは、何が得意で何が苦手なのか、徹底的に自分と向き合って、自分の取扱説明書を書いてあげること。 苦手だったことさえも、向き合い方次第であなただけの最強の武器に変わることがあります。最短ルートじゃなくても、自分の武器を正しく生かしてあげれば、あなたらしく輝ける場所が必ず見つかるはずです。

自分のペースで、等身大の武器を探してみたい方へ

皆が驚くような才能ではなく、あなたの中に眠っている確かな武器をあぶり出す3つのステップを解説しています。まずは自分でじっくり進めてみたい方におすすめです。

➔ 【自分の強みの見つけ方『自己分析』の3ステップ】を読む

コメント

タイトルとURLをコピーしました