自己肯定感が低い人へ|自分を責めるクセを手放す方法

マインド

夜、布団の中で「今日もダメだった」と脳内ダメ出し大会を開いていませんか?

「自分の言ったあの一言、相手を嫌な気持ちにさせたかも……」 「仕事でミスしちゃったな、やっぱり私は何をやってもダメんだ……」

1日の終わりに、自分のダメだったところばかりを思い出しては、夜な夜な脳内で自分を裁く「ひとり裁判」を開いて落ち込んでしまう。そんな風に、自分を責めるクセが直らなくて苦しんでいる人はとても多いです。

ネットや本を見ると、「もっと自己肯定感を上げよう!」「自分の良いところを見つけて褒めよう!」といったアドバイスがあふれていますよね。

でも、正直に言わせてください。 元々メンタルが弱っているときに、「自己肯定感を上げる」のって、めちゃくちゃ難易度が高くないですか?

思ってもいないのに無理やり自分を褒めようとすると、理想と現実のギャップに苦しくなって、余計に疲れてしまうこともあります。

そこで今回は、無理に自分を好きにならなくていい、心がフッとラクになる「逆転の発想」をお話しします。

無理に上げなくていい。ただ「自己否定」をしないだけでいい

自分を責めるクセを手放すための最大のコツ、それは「自己肯定感を上げようとするのを、いさぎよく諦めること」です。

無理に自分を肯定(プラス)に持っていこうとするから、心が追いつかなくて苦しくなるのです。それなら、発想をガラリと逆転させてみましょう。

大切なのは、自分を無理に褒めることではなく、「ただ、自分を否定(マイナス)するのをやめること」

つまり、「肯定できなければ、否定もしない」というスタンスです。

仕事が思い通りにいかなかったとき、「あ〜あ、またやっちゃったな。でも、初めての業務だしできなくてしょうがないよね」と、まずは主観を入れずに受け入れてあげる。無理に「次はがんばるぞ!」とポジティブに捉え直さなくて大丈夫です。

「良くも悪くもない、ただ今の自分がそこにいるだけ」というゼロの地点にいること。自分にマルもバツもつけないこの境界線を持つだけで、脳内のしんどいダメ出し大会はピタッと止まります。

【レジェンドの視点】イチロー氏が語る「自己肯定感への違和感」

実は、この「無理に自分を肯定しなくていい」という考え方、あの野球界のレジェンド・イチローさんも、全く同じことを話しています。

ある番組で悩み相談を受けた際、イチローさんは世間で流行っている「自己肯定感」という言葉に対して、「僕にとってはすごく気持ち悪い言葉。自分を肯定することには凄く抵抗がある」と、バッサリ切り捨てて注目を集めました。

イチローさんほどの偉大な人なら、さぞかし自己肯定感の塊なのだろうと思いますよね。でも、実は逆だったのです。

イチローさんは、自分のやったことや、これからやろうとすることに対して、「常に『これでいいのか?』と疑問符(?)をつけている」と言います。なぜなら、明らかにダメなのに無理に自分を肯定して振り返りもしない人間は、堕落してしまい激しく魅力的ではなくなるから。

そんなレジェンドが何より大切にしているのは、自分を無理に褒めることではなく、「昨日までできなかったことが、今日できるようになるかもしれない」という小さな手応えや、成長意欲なのだそうです。

天才と言われる人ですら、自分を全肯定して生きているわけではありません。むしろ「少しの不安」を抱えながら、等身大の自分に疑問符をつけ、日々の手応えを淡々と楽しんでいる。そう知るだけで、「無理に自分を素晴らしいと思わなくていいんだ」と、心がすごくラクになりませんか?

【大人の工夫】感情を乗せずに、ただの「事実」として実況中継してみる

「否定もしないし肯定もしない」と言われても、つい無意識に自分を責めてしまう……というときは、自分の状態を「感情を乗せずに実況中継する」という工夫をしてみてください。

自分を責めてしまうとき、私たちは事実のうしろに、余計な「自分へのダメ出し」をくっつけてしまっています。

  • ×「仕事でミスした。だから私はダメな人間なんだ
  • ×「上手く喋れなかった。私はいつも人を不快にさせるんだ

この、うしろにくっついた太文字の「主観(ダメ出し)」こそが、あなたの心を灰色に染める原因です。 これからは、何か上手くいかないことがあっても、ただの「事実」だけをアナウンサーのように淡々と頭の中で実況してみてください。

  • ◎「仕事でミスをした。まぁしょうがない。
  • ◎「上手く喋れなかった。そういう時もある。

「ミスをした」という事実は、ただのデータです。そこに「だからダメだ」というバツをつけず、「そうか、今回はこういう結果になったんだな」と、ただゼロの地点に置いておく。 言葉の終わりを「まぁしょうがない」「そういう時もある」と言い切って主観を挟ませない工夫をするだけで、自分を責めるクセは驚くほど薄くなっていきます。

【環境の選択】毎日自分を責めてしまうのは、環境が合っていないサインかも?

「それでも、どうしても毎日自分を責めるのをやめられない……」 もしそうだとしたら、それはあなたの心が弱いからではなく、今いる場所(仕事や人間関係)が、あなたの「得意なこと」や「価値観」とズレているからかもしれません。

人間、自分の得意なことを仕事にしていれば、無理なくタスクをこなすことができます。仕事がスムーズにできれば、自然と周囲からも信頼され、結果として良好な人間関係が作られていくものです。

つまり、自分に向いている環境にいれば、そもそも「自分を責める必要」すらなくなるのです。

もし、今の環境で心がすり減って限界を感じているなら、「自分のために職場や環境を変える」というのも、立派な前向きな行動の一つです。他人のモノサシから抜け出して、もっと自分がラクに、ゼロの状態でいられる場所をプロと一緒に探してみませんか?

転職の枠を超えて、これからの「生き方の軸」をプロと見つけたい方へ

「どう生きたいか?」という人生の土台からキャリアを見つめ直したい方には、キャリア特化型のパーソナル・トレーニング【POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)】がおすすめです。 一般的な転職エージェントのように求人を紹介して終わる場所ではなく、世間の基準に振り回されない「あなたにとって本当の幸せ」を1対1のコーチングで一緒に形にしてくれます。今ならオンラインでの「新規無料カウンセリング面談」が受けられるので、まずは気軽に今のモヤモヤをプロに聴いてもらってはいかがでしょうか。

【POSIWILL CAREER】の無料カウンセリングを詳しく見てみる

キャリアに特化したパーソナルトレーニング【POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)】

【まとめ】無理に変わろうとしなくていい。ただ「自分にバツをつけない」優しさを

これからは、「自分を好きにならなきゃ」「自己肯定感を上げなきゃ」という世間の高いハードルは、思い切って手放してしまいましょう。

思うようにいかない日があっても、そこで無理にポジティブになろうと必死にならなくて大丈夫です。ただ、自分にバツをつけるのだけをやめてみる。

「そっか、今回はできなくてしょうがないよね」 「こういう日もある。まぁいいか」

そうやって、自分のことをただフラットに、そのまま置いておいてあげること。それだけで、あなたの心には少しずつ穏やかなスペースが戻ってきます。

無理に自分を全肯定して満点を目指す必要なんてありません。自分を責めるのをやめて、プラスでもマイナスでもない「ゼロの自分」を優しく認めてあげること。それこそが、他人のモノサシに振り回されず、あなたらしく生きていくためのスタートラインです。

今夜はもう、頭の中の裁判を閉廷にして、ゆっくり心と体を休めてあげてくださいね。等身大のあなたのままで、明日も心地よい一歩を踏み出していきましょう。

次のステップ:もっと「自分軸」で心をラクに生きたいあなたへ

「自分を責めるのはやめられそうだけど、日々の仕事そのものがつらくて限界……」 「会社に人生の主導権を握られている気がする」

と気になった方は、ぜひこちらの記事も続けて読んでみてください。 会社のモノサシを捨て、自分の心と体を機械のように上手にコントロールしながら、つらい日々を乗り切るための等身大な知恵を解説しています。

【仕事がつらい時に考えたいこと。心をすり減らさないための3つの考え方】を読む

コメント

タイトルとURLをコピーしました